シルク先生自分自身の尺度(価値観)を失うと悩みが増える

電話鑑定というのは若い女性のお客様が多いため、どうしても恋愛と結婚の悩みが中心と思われがちですが、そうとばかりとも限りません。つい先日も成人されたお子様がいらっしゃる主婦の方から、御主人とお子様に関するご相談を受けましたし、なかには仕事上のトラブルの解決法などをお訊ねになる男性のお客様などもいらっしゃいます。
恋愛問題が得意とは申しましたが、実際に鑑定する場合は、それが異性間の問題であっても親子親族間や職場の人間関係のようなものであっても霊視の的中率の点で変わりはありません。一人では解決できないお悩みをお持ちの方は、年齢性別に関わりなく、どうぞ気軽にお電話くださいね。 皆様のお悩みを伺うにつけて最近とくに感じるのは、”現代は心身ともに疲れ果てている方が多いのだな…”ということでしょうか。目まぐるしく動く世の中に翻弄されて自分自身を見失っている方、複雑な人間関係や異性関係に身も心も翻弄されている方など…お悩みのひとつひとつの内容は違うのですが、何となくそこに共通するテーマのようなものを見出すようになりました。 漠然とした言い方をすると、それは「自分独自の基準や価値観の喪失」です。日本人というのは、集団行動が好きな民族だと言われます。さらに「恥の文化」と呼ばれる独特の精神構造を持っています。人にどう思われるかということを絶えず気にして、一人だけ浮き上がってしまうことを何よりも恐れます。最近は日本でも個性化の時代と言われていますが、実際には周囲の人と違う行動をして目立つことに躊躇される方は、まだまだ多いのではないでしょうか。 たとえば「出会いが欲しい」という恋愛の悩みひとつを取っても、ご本人の魂の深部を霊視してみると「周囲の友人は次々と結婚しているのに、私だけ恋人すらいないのは恥ずかしい。周囲に変な女だと思われる」という恥の意識が必ずといってよいほど浮き上がってきます。他人に恥じない行動をとるというのは人間としては当然の心構えです。しかし、恋愛や結婚の問題までもその枠に当てはめてしまっては、自分自身が苦しくなるだけだと思うのですが、いかがでしょうか? 赤い糸で結ばれた相手が現れる時期、さらに婚約、結婚など、人生における重要なイベントが起きる時期というのは、だれでも同じというわけではありません。二十歳前に結婚する人もいれば、中年を過ぎてから最愛の相手と巡り会う人もいます。霊界次元で決められた運命のスケジュールにはそれぞれ個人差があるのです。そうした先天的な運気の流れを無視して、「○○さんに恋人ができたのだから、私もいなくては恥ずかしい!」という想いだけで恋人を探しても、うまくいくはずはないのです。 恋愛相手の浮気や性格の不一致などで悩まれている方の過去を霊視してみると、焦りすぎて相手をよく見ぬまま恋に落ちていった形跡が少なからず見られるものです。無闇に理想が高すぎて婚期を逃すのも考えものですが、他人の目を気にするあまり、相手に誘われるまま手近な恋に走るというのはあまりにも早計です。あとあと、ご自身の魂が傷つくだけだと思います。とくに女性の場合、恋愛や結婚に関しては、しっかりとした価値観を持ちましょう。それこそが人生で幸福を掴む最大の秘訣なのです。 人から相談ごとを受ける霊能者の立場でこんなことを言うと意外に思われるかもしれませんが、こと恋愛問題に関して私は「イケメン、お金持ち、三高の男性など、表層的な基準で異性を探してもいっこうにかまわないのではないか」と思っています。それもまた目に見える物質的価値を信じるというひとつの価値観の現れですし、少なくとも自分の考えをまったく持たず、相手に振り回されるばかりの苦しい恋よりは、いくぶんかましだと感じるのです。 もちろん、相手の内面性や性格を重んじて、価値観に合った男性と恋愛をされるというのならそれはとても素晴らしいことですが、人間の本心を見抜くというのは言葉で言うよりもはるかに難しいことです。たしかに人生の経験を積んだ年齢になれば、他人の人物像を見抜くことも可能でしょう。しかし、二十代そこそこのうら若い女性が男性の心の内を見極めようと思ってもなかなかできることではありません。 とにかく、対象が恋愛や結婚、あるいは人間関係や仕事にしても、自分独自の価値観を確立するというのはとても大切なことです。それを持つだけで心の迷いが晴れ、くよくよと悩むことも少なくなります。
